スマホのクレジットカードリーダー:ネットショップがイベント出店する際に便利かも?

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私が運営しているWelcartのECサイトは現在通販専門ですが、時々イベントなどに出店する時があります。

expo-shopping

credit by Tyler

イベントは直接お客様とお話が出来たりするので非常に有り難い機会ではあるのですが、事前におつりを用意したり、現場では現金を計算したりやり取りしたり、実務的には結構面倒なことが多いです。

そこで以前から気になっているのが、近年話題のスマートフォン用カードリーダーを使ったクレカ決済。Paypal Hereの存在は存じておりましたが、導入検討のために色々と調べてみました。

もくじ

  1. とりあえず色々比較してみた
  2. ケース別・Welcartショップとの兼ね合いで選ぶ
  3. まとめ

1. とりあえず色々比較してみた

2015年にもなると、クレジットカードのスマホカードリーダー決済はあちこちに乱立し、まさに戦国時代に突入しているもよう。

Credit by paz.ca

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ユーザーとしては選択肢が増えるのは有り難いですが、ここでは敢えて「普段はネットショップ、たまにイベント」に合いそうなサービスをピックアップして比較してみました。

※2016/2/4更新:Paypal Hereはサービス終了となったため、表から削除しました。

サービス名 決済手数料 振込手数料 手数料無料条件 カードリーダー
Coiney 3.24% 200円 10万円以上 実質0円
Square 3.25% 0円 なし 4,980円
楽天ペイ 3.24% 0円 なし 実質0円

なかなかどのサービスも拮抗しています。
※楽天銀行以外は210円

ちょっと前はPaypal Here(サービス終了)くらいしかなかったように記憶していますが、いつの間にか新規参入が雨後の竹の子の如く増えてきました。

Welcartと提携している決済サービスで提供しているスマホ・カード決済

上記で述べたPaypalもそうですが、運営中のWelcartで既にクレジットカードの決済サービスを利用している場合は、それぞれのサービスで提供しているものを利用するというのももちろんアリでしょう。

決済サービス サービス名
ベリトランス mpos(エムポス) 
アナザーレーン ポータブルCAT決済
ゼウス クラウドPOSスマレジ
ルミーズ pCAT 

現在はスマホPOSを提供していない上記以外の決済サービスでも、今後導入されていく可能性もありますね。

2. ケース別・Welcartショップとの兼ね合いで選ぶ

オンラインショップがメインであることを踏まえると、選ぶ条件としてはずばり、

  • 余計な契約を増やさない
  • 手数料が無料になる銀行に口座を持っている

の2点がポイントになりそうです。手続きが楽なら人件費の節約にもなります。

ケース1. Paypalを利用している

この場合はPaypal Hereが一番便利。Paypal口座で一括管理が出来ます。残念ながらサービス終了となりました。

Paypal Here

Paypal Here

Paypalでは5万円未満の出金では250円の手数料がかかりますが、Paypal Hereで決済された代金は、オンラインショップで使っているのPaypal口座にプールされるため、手数料についてはそこまで心配する必要はなさそう。

Paypalは国際的に最も知られている決済ブランドでもあるので、海外イベントでも利用しやすいのもポイントが高いかも(もちろんその国でwifiの契約も必要になりますが)。

ケース2. 楽天銀行を利用している

この場合はやはり「楽天スマートペイ」。なぜなら、楽天銀行口座へは翌日入金・手数料無料というスピード感が猛烈に魅力的だからです。

楽天スマートペイ

楽天ペイ

執筆時点では「新規契約、且つ審査通過月を含めた4ヶ月以内に3万円以上の決済」があれば、カードリーダー代がキャッシュバックされるキャンペーンも行っているよう。

「ちょっとイベントに使いたいけど」のイベントで、3万円以上売り上げる見込みがあれば、検討価値あると思います。

ケース3. ゼウス・ベリトランス・アナザーレーン・ルミーズを利用している

この4社は、それぞれ独自のスマートフォン用クレジットカードリーダーを用意し、決済サービスを提供しています。ルミーズ提供のpaw(2016年2月時点ではpCAT)以外は、手数料は一般には非公開。

ルミーズpaw

pCAT

既に決済サービスを契約されている場合は、やはり決済を一元管理出来るという点で非常に利便性が高いので、手数料等と相談しての検討するのも一つかと。

ケース4. 上記のどれも利用していない

ケース1~3に当てはまらない場合は、CoineyかSquareを利用するのが良さそう。

この2サービスを比較してみると、振込手数料が完全に無料なSquareのほうに軍配が上がるでしょうか。

Square

Square

逆にCoineyがSquareより勝っている点は、以下の2点。

  • 決済手数料が0.01%だけSquareより安い
  • 業種・契約形態によっては決済可能なカードブランドが増える(JCB・Dinersなど)

「メインはオンラインショップ、たまにリアルなイベントでカード決済したい」時は、VISA・Master・Amexというメジャーブランドを使えれば十分と思われるため、ひとまずはSquareで十分な気が致します。

3. まとめ

従来型の店頭クレジットカード決済は、導入機材が高かったり審査が厳しかったりで、敷居が高いものが多いですが、スマホ端末のカードリーダーの安さ・便利さはそれをはるかに上回ります。いい時代になったものです。

新規で契約する場合は審査に時間もかかることもあるため、イベント直前ではなく、余裕を持っての申し込みをするようにしましょう。

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