Namecheapでドメインを購入してみた感想
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友人と新しいサイトを立ち上げようということで、初めてNamecheapでドメインを取得してみました。
Namecheapは、アメリカのドメイン取得・ホスティングサービスです。
もくじ
1. ちょっと変わったドメインが安い
2015年にもなると、ドメインの種類も非常に多くなってきました。
日本のドメイン取得サービスでは、.comや.netなどのよくあるドメインはお安いですが、ちょっと特殊なドメインになると、途端に1年当たり3,000円~と、非常にお高くなります。
そこで海外ドメイン取得サービスの出番です。
有名どころではGoDaddyもありましたが、今回はお値段でNamecheapに軍配。
特殊ドメインの価格比較
さらっと、価格がどんなものか比較してみました(2015年11月17日現在)。※新規取得・1年契約での通常プラン(キャンペーン反映なし)の場合
Namecheap | GoDaddy | お名前.com(税込) | |
---|---|---|---|
.cc | $18.99 | $19.99 | \3,218 |
.us | $8.48 | $19.99 | \1,598 |
.mx | – | $49.99 | \6,998 |
.today | $16.88 + $0.18 | $24.99 + $0.18 | \3,218 |
.cheap | $24.88 + $0.18 | $39.99 + $0.18 | \4,298 |
.ninja | $14.88 + $0.18 | $24.99 + $0.18 | \2,679 |
- Namecheapは、.us以外の1年目のWhois情報公開代行は料金に込み。
- Godaddyは、Whois情報公開代行は別途料金。
- お名前.comは、Whois情報公開代行の料金は込み。
- +$0.18はICANN feeと呼ばれるもの
こう見ると、お名前.comもなかなか検討していますが、Namecheapに比べると高く感じます。ただ、お名前.comは日本のドメインサービスの中では最も取り扱いのドメインの種類が多いサービスで、国内では突出した企業でしょう。
GoDaddyは一見すると高いですが、キャンペーンを頻繁にやっており、お安く済む場合もあります。ただ、Whois情報公開代行(後述)が別料金で一年1,000円位かかります。
2. ダッシュボードは使いやすい
米国のサービスですので、もちろんダッシュボードは英語です。
しかしながら、非常にシンプルなメニュー作りがされており、情報を簡潔にしている分見やすい印象。
ドメイン取得当初は昔ながらなインターフェイスだったのですが、ちょうどリニューアル直前だったのか、すぐに変わりました。
私はこれまで、スタードメイン・とエックスドメインを利用したことがありますが、それと比べても使用感に問題を感じませんね。
ご参考までに↓スタードメインとエックスドメインの管理画面(両者はグループ会社なので、非常に似ている)。
ネームサーバーの設定もいつも通り
ドメインを取得したら、レンタルサーバー指定のネームサーバー(DNSサーバー)を設定する必要がありますが、これも直感で操作完了です。
設定のオン・オフも、視覚的に見やすくスイッチのアイコンになっています。
数時間後には、レンタルサーバー上でサイトが見られるようになりました。
3. 海外ドメイン取得サービスの利用注意点
Whoisガード(Whois情報公開代行)が別料金
日本のドメイン取得サービスでは標準で提供されている(料金に含まれている)ことが多いですが、海外のドメイン取得サービスの場合、「Whoisガード」が別料金であることが非常にしばしばです。
Whoisガードは、日本では「Whois情報公開代行」と呼ばれます。英語では「Domain privacy(ドメインプライバシー)」と言う場合もあります。
Whoisガード(Whois情報公開代行)とは?
ドメインを取得すると、登録情報をインターネット上の「Whois」で公開することが義務付けられています。名前・住所・電話番号・メールアドレスなどが公開の対象となっています。
Whoisガード(Whois情報公開代行)は、これらの情報を、ドメイン取得サービス会社で代行することにより、個人情報の流出を防ぐものです。
Namecheapでは、最初の1年は無料
もし登録情報が法人でないのなら、Whoisガード(Whois情報公開代行)は申し込むようにしましょう。そうでなければ、自分の個人情報が世界中にダダ漏れになります。
Namecheapの場合は、殆どのドメインで新規取得1年目は無料(無料じゃないドメインもある)、それ以外では年間2.88USD(2015年11月現在)です。Godaddyでは年間7.99USDですので、やはりNamecheapのほうがお安めですね。
.comや.netは日本とあまり変わらない
当サイトのような「.net」や、よくある「.com」ドメインは、海外で買ってもあまり安くありません。寧ろ、円安の現在、為替レートが上乗せされる分ちょっと高くなります(以下価格表は先ほどの表と条件同じ・2015年11月17日現在)。
Namecheap | GoDaddy | お名前.com(税込) | |
---|---|---|---|
.com | $10.69 + $0.18 | $14.99 + $0.18 | \1,382 |
.net | $12.48 + $0.18 | $16.99 + $0.18 | \1,382 |
.org | $12.48 | $17.99 + $0.18 | \1,598 |
ただ、これらの一般ドメインは、各社とも新規客獲得のために頻繁にセール価格で売り出しています。新しくこれらのドメインを取得したい場合は、色々なサービスを見分けて契約するのが良いかも。
4. まとめ
特殊ドメインを取得するなら、海外サービスのほうがお安く、選択肢も非常に広いです。ちなみに、間もなく年に一度の一大セール「Black Friday」が開催される模様。
特殊ドメインには、「.school」「.party」「.show」「.town」「.tours」「.camera」「.yoga」など、そのままでビジネスの内容を表現してくれるものも非常に増えてきています。活用出来たら面白いですし、ドメインで他社との差別化なんてことも出来るかもしれません。
尚、Namecheapは他の海外ITサービスと同様、24時間受付のライブチャットでの問い合わせも可能なよう。この辺、日本の会社にも頑張って頂きたいところですね。