コンバージョンUPに繋がるかも?チャットサポートプラグイン10連発レビュー

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ECサイトでたま~に見かける、「わからないことはお気軽にこちらからどうぞ」と、画面右下に出るチャットボックス。WordPressのプラグインでも、いくつか、というよりもかなりの種類が、出ています。

Zopimのチャットウィジェット

チャットを導入すると、顧客側は敷居が下がって逆に質問が増えることもなくはないかもしれませんが、売る側としてはお客様との接点は増えるに越したことはないですね!

サインアップがいらないTidio Live Chat以外は、全てサインアップして試しました!

もくじ

  1. Zopim Live Chat – 日本語OK・一番人気
  2. Tidio Live Chat – サインアップ不要・シンプル
  3. Formilla Live Chat – スタンダード・日本語表示は全部はムリ
  4. Live Chat by Flyzoo – 試用後は有料のみ・でも他より安い
  5. Live Chat by Social Intents – 日本語が文字化け
  6. ActiveHelper LiveHelp Live Chat – 設定が面倒
  7. Casengo Live Chat Support – 有料版ならSNSを一括管理
  8. MyLiveChat – 無料でも機能豊富
  9. Flexy Talk – 無料版では日本語はちょっと・・・
  10. ClickDesk Live Support – 日本語対応はもう一歩
  11. まとめ

1. Zopim Live Chat – 日本語OK・一番人気

Zopim Live Chat

https://wordpress.org/plugins/zopim-live-chat/

  • 日本語対応済み
  • サインアップ必要
  • 無料版ではオペレーター1人・カスタマイズ不可

ダウンロード数200,000(執筆時)を超える、超人気プラグイン。ダッシュボード・UI共に、日本語対応済みです。

Zopimのダッシュボード

個人設定(Personal)を日本語に変更すれば、ダッシュボードは日本語に。

無料版ではUIのカスタマイズは出来ませんが、何もしなくても不自然でない日本語になっているので、そこのところは安心。

Zopimのチャットウィジェット

チャットはZopimのサイトのダッシュボードにログインして、更にステータスを「ログイン」にするとチャットにログインされます。チャットが始まるとモーダル表示で対応開始。

Zopimのチャット対応画面

シンプルながら、チャット中の顧客が見ているページやアクセス場所などがわかるようになっています。必要に応じて、顧客情報の追加入力も可能。

オペレーター1人毎に月額11.20ドル~の有料版では、オペレーター間でチャット転送が出来るなど、かなりグレードアップしたチャットシステムが利用出来ます。

最初は無料版で始めて、ECの規模が大きくなれば有料版とアップグレードするのもあり。ダッシュボードも迷いなく使えます。非常に洗練された、「決定版」と言っていいプラグインです。

2. Tidio Live Chat – サインアップ不要・シンプル

Tidio Live Chat

https://wordpress.org/plugins/tidio-live-chat/

  • サインアップ不要
  • 日本語未対応(無料でも表示テキストは編集可能)
  • 無料版はオペレーターは1人・同時チャット不可・非モバイル対応

サインアップが面倒な方はこちら。プラグインのインストールだけで即使えます。顧客が入力するのもメッセージのみで、名前やメールアドレスを必須とするチャットプラグインより気が楽です。

Tidio Live Chatのチャット画面

テキストを日本語に編集してあります

ダッシュボードは英語ですが、シンプルなので迷うことはないでしょう。

Tidio Live Chat ダッシュボード

Tidio Chatのダッシュボードを開いている時だけログイン状態となり、チャットを受信した時に対応画面がモーダルウィンドウで出ます。

Tidio Live Chatのダッシュボード

顧客が見ているページは表示されないものの、アクセス場所、追加情報入力は可能です。画面もシンプルでわかりやすいですね。

有料版は1回ポッキリ払いで29ドル。(2015/8/17更新:現在は月10ドルになりました。)同時チャット無制限・オフラインメッセージ・モバイル対応と、十分な機能を得られます。小規模ECならこれで十分です。

3. Formilla Live Chat – スタンダード・日本語表示は全部はムリ

Formilla Live Chat

https://wordpress.org/plugins/formilla-live-chat/

  • 日本語未対応(表示テキストはある程度編集可能)
  • サインアップ必要
  • 無料版は1ヶ月当たり30件(オフライン時のメール含む)・オペレーター1人まで

サインアップの必要はありますが、設定そのものはAPIキーを入れるだけ。複雑なセッティングなしで簡単に設置が出来ます。

チャットの応答はFormillaサイトのダッシュボード上で行います。

Formilla Live Chatのダッシュボード

オペレータは、Formillaのサイトにログインしてブラウザで表示している必要があります。ログインしていてもブラウザで表示していないと、チャットを受け取った時に気付けない可能性あり(もしかしたら設定があるかも?)。

お客様は、チャット開始時にメールアドレスを入力する必要があります。その分、ZopimやTibioに比べるとちょっと敷居が上がります。

Formilla Live Chatのチャット画面

メールアドレス入力が必須。テキストは日本語に直しました。

ログアウト時や、予め設定した営業時間外には、チャットタブはE-mailでの受け取り用に自動的に代わります。この辺は他のチャットサービスと同様です。

Formilla live chatのオフライン時

日本語に変更していませんが、メッセージやタイトルは日本語テキストに変更出来ます(プレースホルダーと送信ボタンは英語のまま)。

機能は限られますが、無料でもそれなりに使い続けられるので、小さめなECサイトでも気軽に導入出来そうです。

4. Live Chat by Flyzoo – 試用後は有料のみ・でも他より安い

Live Chat by Flyzoo

https://wordpress.org/plugins/flyzoo/

  • 日本語未対応(表示テキストは編集可能)
  • サインアップ必要
  • 14日間のトライアルが終わると、無料では使い続けられない(月額4.9ドルから)

こちらもFormillaと同様、サインアップ後にWordPressのプラグイン画面でAPIキーを入れるだけで設定完了。

ただし、フリートライアル後は有料のみになります。有料と言っても、オペレーター1人なら月額1.9ドル~(2015/8/17更新:このプランは終了?)、オペレーター5人なら月額4.9ドル~(2015/8/17現在)なので、他に比べるとかなりの良心価格です。

チャットを開始すると、右下に固定されないウィンドウで表示。

Flyzooのチャット画面

ログインしていても、プラグインをインストールしたWordPress画面を開いているか、Flyzooのサイトを開いている時にしかチャットは表示されない模様?Formilla同様にオペレーターはちょっと注意が必要かも(これまた設定があるかもしれません)。

グループチャットも可能なのが売りのようです。

5. Live Chat by Social Intents – 日本語が文字化け

Social Intents Live Chat

https://wordpress.org/plugins/live-chat-support-by-social-intents/

  • 日本語未対応(日本語でチャットを打つと文字化け)
  • サインアップ必要
  • チャットが届くとメールでお知らせ
  • カート画面を離れようとするとクーポンを表示する機能もあり

14日のフリートライアルが終わっても、月30件までのチャットは可能。ですが、チャットそのものが日本語に対応しておらず、文字化けが発生します。

Social Intentsのチャット:文字化け

カート落ち対策など、他のプラグインにはない機能が充実しているので(どこまで無料で使えるのかは不明)、「日本語じゃなくてもいい」なECサイトには良さそうです。

チャットが届くとメールが来るので、それからSocial Intentsのサイトへログインしてチャット対応します。

ローカルで試しましたが、プラグインをインストールしてウィジェットキーを入れてもチャットが表示されず、スクリプトをテーマに直書きして表示させました。

カゴ落ち対策にクーポンを表示させるなどは、ユニークな機能です。まだ新しいプラグインのようなので、文字化けを含め今後改善されていくものと思います。

6. ActiveHelper LiveHelp Live Chat – 設定が面倒

Active Helper Live Chat

https://wordpress.org/plugins/activehelper-livehelp/

  • 日本語未対応
  • サインアップ必要
  • サポートパネルのソフトを別途PCにインストールする必要あり

無料なのはアプリケーションのインストール後30日まで。有料になるのはともかくとしても、デスクトップに専用ソフトをダウンロードしなければいけないのはかなり面倒。

ActiveHelper Live Chatソフト

サインアップしてソフトをインストールするまでしてみましたが、ここでログイン出来ずに撃沈。

ちなみに、カスタマー対応担当者の登録人数は無制限。担当者を部門別に分けたり、担当者毎に写真(オンライン・オフラインでも分けられる)設定、チャット内容を国ごと・キーワード毎に閲覧出来るなど、機能は多く、大型のECショップ向きでしょう。

とは言え、導入の面倒臭さからこれは「なし」ですかね・・・。

7. Casengo Live Chat Support – 有料版ならSNSを一括管理

Casengo Live Chat

https://wordpress.org/plugins/the-casengo-chat-widget/

  • 日本語未対応(表示テキストを変更することは可能?(有料かも))
  • サインアップ必要
  • 無料ではチャット30件/月・英語のみ

執筆時点でダウンロード数が60,000に届こうかという、そこそこ人気のチャットプラグインです。

ですが、Multibite Patch以外のプラグインを止めても、インラインチャット(右下に常時表示されるタイプ)が動きませんでした。ポップアップタイプは動いたんですけどね~。謎です。

チャット対応はCasengoのサイトのInbox(受信箱)ページで行います。ブラウザで開いていないとオフラインになります。

Casengo Live ChatのInbox(受信箱)

月額9ユーロ~の有料プランならば、ツイッター・Facebookへの投稿対応が、チャット同様にCasengoの受信箱上で一括して出来るようになるため、それぞれのSNSに別々にログインして対応する必要がなくなり便利です。

8. MyLiveChat – 無料でも機能豊富

mylivechat

https://wordpress.org/plugins/my-live-chat-for-wp/

  • 日本語選択可能(UI・チャットソフト上のみ・ダッシュボードは英語)
  • サインアップ必要
  • チャットソフトはPCにインストールしてもいいししなくてもいい
  • 無料版はオペレーター一人・しかしチャット回数に制限なし

こちらは無料でも使える範囲が広く、不自然ながらもデフォルトで日本語に一応は対応しています。変な日本語は自分で修正しましょう。

mylivechatの日本語

ダッシュボード言語は英語のみのようです。mylivechatサイトに行かなくても、WordPress上でもダッシュボードが開けます(ちょっと見づらいですが)。

チャットを行うには、チャット用ソフトをダウンロードするか、mylivechatのサイトにログインしてAgent Consoleを開けばオペレーターがログイン状態になります。

mylivechatのチャット画面(ブラウザ)

やはり微妙に日本語がおかしいわけですが。「缶詰メッセージ」って何?

顧客が閲覧中のページ・アクセス場所などが一目瞭然。ちょっと一昔前っぽいインターフェイスではありますが、わかりづらいことはありません。

ただ、顧客はチャット開始時に名前とメールアドレスを入れる必要があるため、チャットと言えど少し敷居は上がりますかね。

mylivechatのUI

日本語はおかしいので直す必要あり。

オペレーターの数を増やせる有料版もありますが、無料でもチャット回数無制限・チャット終了後の満足度調査・多くのテンプレートが用意されるなど、機能性はかなり高いと言えます。

mylivechatの出口調査

チャット終了後の画面。満足度調査が出来る

今は小規模でいいけれど、将来的に有料版で大きくやりたいというECには、こういったフィードバックがあるのは面白いです。

9. FlexyTalk – 無料版では日本語はちょっと・・・

FlexyTalk

https://wordpress.org/plugins/flexytalk-widget/

  • 日本語未対応(表示テキスト編集は殆ど有料)
  • サインアップ必要
  • 無料版はオペレーター一人・しかしチャット回数制限なし

プラグインのバグ?でWordPress上で設定が出来なかったため(ログインしようとすると画面に何も出なくなる)、スクリプトをテーマ内に設置する方法で試しました。

FlexyTalkのダッシュボードから「Go online」をクリックしてチャット専用ページに行くと、オペレーターがオンライン状態になります。

FlexyTalkのチャット受付画面

無料版では、FlexyTalkのロゴが結構大きめに表示されます。

FlexyTalkの顧客側画面

それと、無料版では表示テキストの編集にかなり限りがあります。日本語で使うなら有料版が必須です(月5ドルから、2015/8/17現在)。

FlexyTalkのダッシュボード

英語ベースのECサイトなら問題ないでしょう。ダッシュボードもまずまず見やすいです。

ダウンロード数は50,000を超える(執筆時)人気プラグインですが、英語でOKだとしても、私としてはチャットの操作性は他に比べるとイマイチに感じました。せっかくチャット用に大きいブラウザを開いているのに、チャット入力窓が小さすぎます。

10. ClickDesk Live Support – 日本語対応はもう一歩

Clickdesk

https://wordpress.org/plugins/clickdesk-live-support-chat-plugin/

  • 不自然だけど日本語対応済み
  • サインアップ必要
  • 無料版は月30件まで・オペレーター1人などの制限

プラグインをインストールしてみたはいいですが、これまたうまく動かなかったためにコード埋め込みにて試用。日本語対応済み。かなりおかしい日本語ではありますが。

Clickdeskのチャット画面

Admin用のダッシュボードでは言語を選択できますが、選択後にきちんと日本語のテキストを修正しておく必要も出てきます。ダッシュボードはわかりにくく、やや使いづらい印象。

Clickdeskのダッシュボード

ダッシュボードはAdmin用・Agent(オペレーター)用とあり、チャット対応するにはオペレーター用画面で「Agent login」をクリックしてログイン。

対応はログインしたブラウザ上で行います。これは専用サイトでなく、WordPressのダッシュボードのプラグイン用画面でも(多分)出来ます。

Clickdeskのチャット対応画面

有料版は月額16.99ドル~(1年契約の場合・2015/8/17現在)。

ダウンロード数は約15万(執筆時)と、Zopimに次ぐ人気ですが、日本語対応がまだ完全ではない点と、ダッシュボードやチャット画面の使いやすさから、Zopimに軍配が上がるでしょうか。

11. まとめ

飽くまでも私の印象ですが、将来拡大を考えるなら日本語表示もOKな【1.Zopim】、気軽に使いたいなら【2.Tibio】です。Tibioはサインアップなし・インストールで即動くので、気軽に取り入れられると思います。

いくつかは(ローカルでのテストだから?)プラグインがうまく作動せず、コード埋め込みで使いましたが、殆どはプラグインのインストールではなくコード埋め込みで使えるようになっています。フッターで読み込めば、多少表示速度は良くなるでしょう。

「この商品の再入荷はあるのか」「再入荷時に知らせてくれるか」と言った問い合わせは、物販ECでは非常に多いです。そのような小さいながらも売上に繋がりそうな質問を、顧客が気軽に投げかけられるチャットシステムは、見込み客増加にひとつ有用になりそうです。

3 Responses to “コンバージョンUPに繋がるかも?チャットサポートプラグイン10連発レビュー”

  1. ちゅう より:

    Tidio Live Chatについて教えてください。
    インストールしましたがフォントの変更、文字の変更方法がわかりません。
    これらはどこで変更すれば良いのでしょうか?

    • まめ子(管理人) より:

      Tidioのログイン画面から確認してみましたが、バックからの設定では出来なそうですね。テーマのCSSで指定出来れば一番楽だと思いますが・・・

  2. […] バージョンUPに繋がるかも?チャットサポートプラグイン10連発レビュー https://welcustom.net/live-chat-plugins/ […]

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