47CLUBのネットショップセミナー
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だいぶ前になりますが、47CLUBの代表取締役社長、栗田氏が講師のECサイトセミナーに参加しました。主催は地元の新聞社。
講師が47CLUB・・・ということで、要は当該サイトとの契約獲得が最終目標なセミナーであることは明らかではありますが、気になった点も色々あったので、今更ながらまとめてみようかと思います。
ちなみに、47CLUBとは「47都道府県」の名産品や特産品を取り扱うECサイトです。
もくじ
1. お客様の6割は関東地方
栗田氏曰く「全国に売っていても、詰まるところ東京の人に売るつもりで売れ」
確かに、運営中のECサイトでも、半分以上は関東のお客様です。送料は全国一律で、離島料金なども取っていません。送料的なハードルは低いはずですが、それでも確かに多いのは東京、神奈川といったあたりなのは事実。
東京はモノが多く皆目が肥えていますから、地方のECサイトならば「都会の人にチェックされている」気持ちを持ってサイト作りをするのも、気が引き締まりよい方向に作用するのではと思います。
2. 大手モールでも、客単価が違う
モールによって、集まってくるお客様がかなり違うという話。
※配布資料が見つからなかったため、数値は記憶が頼りのアバウトです。
- 楽天市場:12,000円台
- Yahoo!ショッピング:6,000円台
- 47CLUB:23,000円台
47CLUBはギフト向け商品が多いのでこのような金額になるのだと思いますが、それにしても楽天とYahoo!ショッピングの差。
楽天は不動産などもあるからなのか?・・・改めて考えてみると数字の細かい出所はわかりませんが、確かに私自身もYahoo!ショッピングか楽天かと言えば、楽天で買います。「なぜ自分はそこで買うのか?」という理由を考えてみると、色々見えてきそうです。
商業ビルなどでも雰囲気が違うように、ECモールでもそれぞれ雰囲気が違います。WordPress + Welcart等で運営している自社サイト派は、いわば「路面店」。路面店でも、商業ビルに出店する際はそのビルの雰囲気や客層なども考えますよね。
もちろん、客単価だけでなく、当然成約率も売上に関わってきます。デザインが自社に託される楽天やYahoo!ショッピングなどは、その作り方も課題になるでしょう。
3. ECはこれから数年で頭打ち
成長を続けているEC市場も、徐々にその成長幅は縮小。日本は人口減もあり、数年のうちに頭打ちになるとのこと。日本のお財布の数が増えないので、売上も上がりようがない。
セミナーでは言及されていませんでしたが、やはり海外に売るのも一つの手でしょう。モノによるとは思いますが・・・。
4. まとめ
栗田氏が一番強調していたのは、「ニッチ市場で勝負すること」。商品カテゴリーを絞れば絞るほど、専門性が出てお客様が集まるという。
今に言われ始めたことではないですが、改めて言われるとそれが出来ているか?という反省にもなりました。
そもそも契約する気がない客は主催者にとっては「招かれざる客」かもしれませんが、たまには大手モールのセミナーに行ってみるのも面白いもんです。