プロに近付く?テクニック集「WordPressデザインのメソッド」
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私がWordPressに初挑戦した2009年は、数えるほどしかなかったWordPress本でしたが、今や雨後の竹の子の如く増えております。
しかしながら、その殆どが初心者用で、私のように「ちょっと出来るようになってきた」人にはちょっと物足りない。
こちらの「現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド」は、そんな「初心者用はもういらないけど、まだまだ勉強したい」レベルの人にうってつけのWordPress本ではないでしょうか。
ちょっと上のウェブサイトの作り方が学べる
発行はWebデザイナー/クリエーター向けの雑誌を発行しているMdN。「現場でかならず使われている」らしい、ウェブサイトを使いやすくスタイリッシュに使えるテクニックやプラグインが、十分なくらいに紹介されています。
序盤に書かれている「アーカイブページ等でのコンテンツのループのテクニック」や、「お問い合わせの設置方法」などは、基礎本でも学べる内容ですが、それにさらに肉付けを加えていく行程は、初級本ではなかなか学べません。
ひたすらにコードを追いながら学ぶような本ではなく、「WordPressでこんなことも出来るのか!」という発見をもらえる内容です。
プラグインとjQueryを使いこなす方法が色々
掲載されているWordPressプラグインは34。様々な視覚効果を表現できるjQueryもいくつか。
中でも、盛りだくさん過ぎてなかなか細部まで使いこなすまでにはいかないプラグインのJetPack。この本ではさすがWebデザインのMdN、オシャレに使いこなす方法を色々と提案してくれます。
Welcartのショップにも使えそうだなと思ったのが、JetPackを使ったギャラリーの作り方。
自分の作品を販売したいクリエーターや、写真のダウンロード販売のサイトなどに良さそうです。私もテストサイトでも試してみようと思います。
もちろん、プラグインやjQueryは使いまくれば良いというわけではなく、使うことによるデメリット(表示速度低下など)についても書いてくれているのがシロートには有難いところ。
Advanced Custom Fieldsの使い方も
カスタムフィールドをカスタマイズできる便利なプラグイン、Advance Custom Fieldsの使いこなし方も結構載ってました。
Welcartではうまく動かないカスタムフィールド系プラグインの中では、このAdvance Custom Fieldsにおいては開発者の南部さんも太鼓判をおされています。(ただし、2014年1月末の時点ではWelcartの商品登録ページでは利用出来ないようです。今後対応される見込み?)。
Welcartに対応すれば、商品のサイズや色などの定型の入力などがとても楽になりますので、ここで使い方を覚えておいて損はないでしょう。
更に、このプラグインの有料アドオン(Repeater Field)使い方も、結構細かく書いてあるのもこの本の特徴。普通なら無料の機能までで終わるところですからね。
(2015/10/07更新)こちらの本、2015年になってもまだまだ活躍させています。特にこのAdvance Custom Fieldsのコーディング。本当に助かってます~。
勉強になったこと
- アイコンのWebフォントの使い方
- 様々なプラグインの活用法
- 様々なjQueryの導入法
- 定型入力のショートコード
- 固定ナビゲーションやスマホ用スライドメニュー
WordPressをより使いやすくカスタマイズしたり、様々なビジュアル的な表現を可能にする方法など、とにかく勉強になりました。
特にWordPressではjQueryの使い方には少々テクニックが必要になるので、他のjQueryの導入時にもリファレンス的に参考になっています。
CSSのコードも中には掲載されてはいますが、デザインのテクニックはまた別の本で学ぶ必要はあるでしょう。
こんな人におすすめ
- WordPress基礎本はすっかり物足りない人
- もう少し上のテクニックを知りたい人
求められるスキル
- WordPressの基礎
- HTML/CSSの知識
読み物風で、気軽に読めるのが嬉しいです。ぱらぱらっと読むだけでも楽しい、中級以上向けの本だと思います。一話完結型での解説のため、置いていかれることもありません。
常に手元に置いておきたい、リファレンス的な一冊です。
現場でかならず使われているWordPressデザインのメソッド
- 出版社 エムディエヌコーポレーション
- 著者 相原 知栄子, 石川 栄和他
- 価格 ¥ 3,024
- 発売日 2013/10/15